TOHOシネマズなんばで映画を見ようと思った時、「本館」と「別館」、どちらに行けばいいか迷いますよね。この2つの映画館の最も大きな違いは、「場所(建物)」と「特別な上映設備(IMAXかドルビーアトモスか)」です。
先にあなたに合う方をお伝えすると、最高の映像美を誇る「IMAX」で観たいなら「本館」、まるで映画の世界に入り込んだかのような立体音響「ドルビーアトモス」で楽しみたいなら「別館」が正解です。
「え、そもそも場所はどこが違うの?」
「見たい映画はどっちのスクリーンでやってるんだろう?」
「グッズ売り場は両方にある?」
「もし間違えてしまったら…」
など、予約する前や映画館に向かう前に、不安な点がたくさんあると思います。
この記事では、TOHOシネマズなんばの本館と別館について、多くの人が疑問に思う「場所」「上映設備」「チケットやグッズ」などの違いを詳しく比較します。読み終わる頃には、あなたがどちらに行くべきかハッキリとわかり、当日焦ることなく映画を楽しめますよ。
TOHOシネマズなんば本館と別館の5つの違いは?
TOHOシネマズなんばの「本館」と「別館」は、名前が似ていますが、実は歩いて数分離れた全く別の建物に入っています。そのため、上映される映画やスクリーン設備も異なり、それぞれの特徴を理解しておくことが、映画を最大限に楽しむためのカギになります。
「IMAXはどっち?」「場所はどこ?」といった疑問を解決するために、まずは本館と別館の主な違いを一覧表にまとめました。この表で全体像をざっくりと掴んでから、各項目の詳しい解説を読んでみてください。
【比較表】本館と別館の違いが一目でわかる一覧
本館と別館のどちらに行くべきか、その判断材料となるポイントを表にまとめました。あなたが映画鑑賞で何を一番重視するかを考えながら、チェックしてみてください。
比較項目 | 本館 | 別館(なんばマルイ内) |
場所 | なんばマルイの隣のビル | なんばマルイの8階 |
スクリーン数 | 9スクリーン | 3スクリーン |
特別設備 | IMAXレーザー | ドルビーアトモス、轟音上映 |
特別席 | プレミアムボックスシート | なし |
グッズストア | あり(大規模) | なし(パンフレット等一部のみ) |
コンセッション | あり | あり |
こんな人におすすめ | 映像美を重視する人、グッズを買いたい人 | 音響を重視する人 |
この表からもわかるように、求める映画体験によって行くべき館が変わってきます。次の章からは、それぞれの項目について、より具体的に見ていきましょう。
場所とアクセス方法はどう違う?どっちがどっち?
TOHOシネマズなんばで最も間違いやすいのが、この「場所」の問題です。本館と別館は隣接しているものの、建物が違うため入り口も全く異なります。チケットに書かれている館を間違えてしまうと、上映時間に間に合わなくなる可能性もあるので、事前にしっかり確認しておくことが大切です。
ここでは、それぞれの館がどこにあるのか、最寄り駅からどう行けばいいのかを写真がなくてもわかるように詳しく解説します。
本館の場所と最寄り駅からの行き方
本館は、なんばのメインストリートに面した、大きな「TOHOシネマズ」の看板がある分かりやすいビルです。なんばマルイのすぐ隣に位置しています。地下鉄御堂筋線「なんば駅」の1番出口から地上に出るとすぐ目の前にあり、アクセスは非常に便利です。
地下街の「なんばウォーク」から行く場合は、B21出口を目指してください。エスカレーターを上がるとすぐ左手に本館の入り口が見えます。初めての方でも、マルイを目指して歩けば迷うことはないでしょう。多くの人がイメージする「なんばのTOHOシネマズ」はこちらの建物です。
別館の場所はどこ?なんばマルイ8階への行き方
別館は、本館の隣にある商業施設「なんばマルイ」の8階にあります。本館と間違えて入らないよう注意が必要です。まずはなんばマルイの建物に入り、エレベーターかエスカレーターで8階まで上がってください。
注意点として、映画の上映時間が早く、まだマルイが開いていない場合や、レイトショーでマルイが閉まった後の時間は、入れる入り口が限られます。その際は、マルイの1階にある映画館専用のエレベーターを利用することになるので、案内に従ってください。別館は「TOHOシネマズなんば(アネックス)」と表記されることもあります。
本館と別館の距離は?徒歩での移動時間と注意点
本館と別館の建物は隣接しているため、移動距離は非常に短く、徒歩で約3分もあれば着きます。本館のビルから出て、すぐ隣のなんばマルイの入り口に入り、8階へ上がるだけです。
ただし、これはスムーズに移動できた場合の時間です。週末など人混みが多い時間帯や、エレベーターの待ち時間を考えると、もう少し余裕を見ておいた方が安心です。もし間違えてしまった場合は、慌てずに移動しましょう。チケットを発券する際に、券面に書かれている「本館」か「別館」かを指さし確認する癖をつけると、間違いを防げますよ。
上映作品とスクリーン(座席)の違いは?IMAXはどっち?
本館と別館を選ぶ上で、場所と同じくらい重要なのが「上映設備」の違いです。どちらの館にも、映画をより深く体験するための特別なスクリーンが用意されています。大迫力の映像で世界に没入したいのか、それとも全身を包み込むような音響で臨場感を味わいたいのか。あなたの好みに合わせて、選ぶべき館が決まります。
ここでは、映画ファンなら誰もが気になるIMAXやドルビーアトモスの情報を含め、それぞれのスクリーンの特徴を詳しく紹介します。
【本館】IMAXレーザーとプレミアムボックスシートがあるスクリーン構成
本館の最大のウリは、なんといっても「IMAXレーザー」スクリーンがあることです。IMAXは、通常よりも格段に明るく鮮明な映像と、パワフルなサウンドシステムが特徴で、まるで映画の中にいるかのような圧倒的な没入感を体験できます。アクション大作や壮大なSF映画を観るなら、IMAXは最高の選択肢となるでしょう。
また、本館には追加料金で利用できる「プレミアムボックスシート」もあります。隣席との間に仕切りがあり、荷物置き場も備え付けられたプライベート感のある座席で、ゆったりと映画に集中したい方におすすめです。
【別館】ドルビーアトモスと轟音上映が楽しめるスクリーン構成
別館の魅力は、音響に特化したスクリーン設備が揃っている点です。その一つが「ドルビーアトモス」。前後左右だけでなく、頭上にもスピーカーが配置され、雨の音やヘリコプターの飛行音などが、本当にその場で起きているかのように聞こえる立体音響システムです。
もう一つが「轟音上映」。その名の通り、音のボリュームを上げて、音の衝撃を全身で感じられるようなセッティングです。特に音楽ライブの映像や、爆発シーンの多いアクション映画などでは、その迫力を存分に味わえます。音にこだわりたい映画ファンなら、ぜひ別館を体験してみてください。
見たい映画がどっちで上映されるか確認する方法
見たい映画が本館と別館のどちらで上映されるかを確認するには、TOHOシネマズの公式サイトや公式アプリの「上映スケジュール」を見るのが最も確実です。
スケジュール画面で「TOHOシネマズなんば」を選択すると、上映作品のリストが表示されます。その際、作品名のすぐ横や、上映時間の詳細部分に【本館】または【別館】と明記されています。チケットを予約・購入する際には、この表記を必ず確認するようにしましょう。特に人気のIMAXやドルビーアトモスで観たい場合は、間違えないように注意が必要です。
チケット購入やグッズ販売所の違いは?
映画館に着いてからスムーズに行動するために、チケットカウンターやグッズ売り場の場所も事前に知っておくと安心です。特に、映画関連グッズの購入を考えている方は注意が必要です。なぜなら、大規模なグッズストアは片方の館にしかないからです。
ここでは、チケットの発券場所やグッズ、フードの販売場所について、それぞれの違いを分かりやすく解説します。
チケットカウンターと自動発券機の場所
チケットの購入や、インターネットで予約したチケット(vit)の発券は、本館と別館の両方で行うことができます。
- 本館:1階エントランスと、エスカレーターを上がった3階のロビーに自動発券機があります。
- 別館:なんばマルイ8階のロビーに自動発券機とチケットカウンターがあります。
基本的には、どちらの館の機械でも発券は可能ですが、これから観る映画が上映される館で発券するのが一番スムーズです。上映時間ギリギリに反対の館で発券してしまうと、移動で焦ることになるので気をつけましょう。
映画グッズストアは本館にしかない?
はい、その通りです。パンフレットやキャラクターグッズなどを幅広く取り扱う大規模なグッズストアは、「本館の3階」にしかありません。別館には専用のグッズストアはなく、ロビーでパンフレットやごく一部の商品が販売されている程度です。
そのため、別館で映画を観る予定の方でも、グッズの購入を考えている場合は、先に本館の3階に立ち寄る必要があります。上映時間に余裕を持って行動するよう計画を立てましょう。お目当てのキャラクターグッズがある場合は、迷わず本館へ向かってください。
フード・ドリンクの売店(コンセッション)は両方にある?
映画鑑賞のお供にかかせないポップコーンやドリンクなどを販売する売店(コンセッション)は、本館・別館の両方に設置されているので安心です。
- 本館:3階ロビーのグッズストアの隣にあります。
- 別館:8階ロビーにあります。
メニューの内容は基本的に同じなので、どちらの館で映画を観る場合でも、上映前にフードやドリンクを購入できます。定番のポップコーンから季節限定のメニューまで、映画のお供を選んでからスクリーンに向かいましょう。
【目的別】あなたが行くべきなのは本館?それとも別館?
ここまで、場所や設備、お店の違いなど、様々な情報をお伝えしてきました。最後に、これまでの情報を踏まえて「結局、自分はどっちに行けばいいの?」という疑問に、目的別でお答えします。また、万が一、行く館を間違えてしまった場合の対処法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
最高の映像体験!IMAXで見たいなら「本館」
あなたが映画に求めるものが「最高の映像美」や「圧倒的な没入感」であるなら、迷わず「本館」を選んでください。本館にしかない「IMAXレーザー」は、通常スクリーンとは比較にならないほどクリアで迫力のある映像を、大きなスクリーンで楽しむことができます。
特に、壮大なスケールで描かれるハリウッドのアクション大作やSF映画、美しい自然を映し出すドキュメンタリー映画などは、IMAXで観ることでその価値が何倍にもなります。少しリッチな気分でゆったり鑑賞できる「プレミアムボックスシート」があるのも本館の魅力です。
最高の音響!ドルビーアトモス・轟音で聞きたいなら「別館」
あなたが映画に求めるものが「全身を震わせるような音響」や「まるでその場にいるかのような臨場感」なら、「別館」が最適です。別館の「ドルビーアトモス」は、前後左右だけでなく頭上からも音が降り注ぎ、あなたを360°のサウンドで包み込みます。
また、「轟音上映」は、アーティストの息づかいまで聞こえるようなライブ映像や、地響きのような爆発音を体感したいアクション映画にぴったりです。音に徹底的にこだわりたい映画ファンなら、別館での鑑賞が忘れられない体験になるでしょう。
もし上映館を間違えたらどうすればいい?
もし行くべき館を間違えてしまったら、まずは慌てずに近くにいるスタッフに声をかけてください。そして、チケットを見せて状況を説明しましょう。
上映時間までまだ余裕があれば、正しい館へ移動するように案内してくれます。本館と別館は徒歩3分ほどの距離なので、落ち着いて移動すれば間に合うケースも多いです。もし時間がギリギリで間に合いそうにない場合も、スタッフの方が対応を考えてくれるはずです。一番大切なのは、自分で判断せず、すぐにスタッフに相談することです。
tohoシネマズ なんば 本館と別館の違いまとめ
この記事では、TOHOシネマズなんばの本館と別館の違いについて、詳しく比較してきました。最後に、今回のポイントを簡潔にまとめます。
- 場所:本館はマルイの隣のビル、別館はマルイの8階。徒歩3分ほどの距離。
- 設備:「IMAX」で映像美を求めるなら本館、「ドルビーアトモス」で音響を求めるなら別館。
- グッズ:大規模なグッズストアは本館にしかない。別館で観る場合もグッズは本館へ。
- チケット・フード:どちらの館でも購入・発券が可能。
- 確認方法:公式サイトやチケット券面の【本館】【別館】の表示を必ずチェックする。
結局のところ、どちらが良い・悪いということではなく、「どんな映画体験をしたいか」によって行くべき館が決まります。この記事を参考にして、あなたにぴったりの方を選び、最高の映画体験を楽しんでくださいね。